2020/12/18 13:29

ヨハク木工舎のうつわはいくつもの工程を経て、皆様のもとに届けられています。ここではうつわができるまでの工程を簡単に紹介したいと思います。


1.丸太


国産材・地域材の丸太を地域の伐採業者から購入するところから始まります。丸太の状態で半年〜1年間乾燥させます。伐採後直ぐに製材してしまうと、含水率が高いため、割れや歪みの原因となるからです。


2.製材


乾燥させた丸太をチェーンソーである程度分割してから、製材機で完製品より少し大きめに製材していきます。外側・内側、年輪の幅などで、性質が変わるため、材のどこを使うかは、仕上がりの美しさを決める重要な工程になります。




3.荒挽き


製材した材の外側・内側を完成品よりも厚めに材が残るように旋盤で削り出します。削り出したものは、風の当たらない場所で約半年〜1年間乾燥させます。含水率(木の中の水分)が高いと、うつわにした後に割れてしまったり、歪みが出てきたりします。最近は、その割れや歪みをオンリーワンとしてウリにしている作家さんも多いですが、ヨハク木工舎では、しっかり乾燥させたものを使っています。




4.仕上げ挽き


乾燥させた荒挽き材をろくろを使い、うつわの形に削り出していきます。削り出す刃物は自分で鍛治して成形したものを使います。この刃物の切れ味次第で、綺麗に仕上がるかが決まります。




5.研磨


仕上げ挽きした木地を、サンドペーパーで丁寧に磨いていきます。この研磨次第で手触りの良さや、塗装の乗りが変わってきてしまう、重要な工程です。




6.塗装


しっかりとホコリを除去し、塗装を繰り返します。使いやすさを追求するためにガラス塗料を採用しています。




ヨハク木工舎では、これら1~6の工程を一人で行なっています。漆器の産地では分業制を導入していることが多く、一人ですべて行うことは稀だそうです。一人だと大量生産できませんが、その分、自分の発想で自由にうつわを作ることができます。だからこそ、使ってもらえる人、シーンをとことん考え、こだわりのうつわを作っていこうと思っています。